幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(7)言葉による伝え合い
今回は幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の中の【言葉による伝え合い】について紹介したいと思います。
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(内閣府・文部科学省・厚生労働省)には、以下のように書かれています。
「先生や友達と心を通わせる中で、
絵本や物語などに親しみながら、豊かな言葉や表現を身に付け、
経験したことや考えたことなどを言葉で伝えたり、相手の話を注意して聞いたりし、
言葉による伝え合いを楽しむようになる。」
「伝え合い」は「話す」と「聞く」の両方で成り立っています。
「話す」と「聞く」の土台には、
安心感をもって受け止めてもらえる信頼関係があり、
乳児期からの言葉以外での表出があり、
話したい聞きたいと思える相手がいて、
伝えたいと思う豊かな体験や感情体験があります。
言葉を獲得していく乳幼児期には、うまく伝えられずに思いが行き違い、トラブルになることもありますが、これは絶好の学びのチャンスです。
保育者は、子どもたちが「伝え合いを楽し」む姿に向かうように、足りない言葉を補ったり、相手の思いを代弁したりして橋渡しをしています。
表情や動きでの表現につながります
ここにも、3つの資質能力が含まれています。

※「幼稚園」と記載がありますが、こども園でも同様です。
今までにあげた記事の【言葉による伝え合い】に向かう姿が含まれるものの一例はこちらです。
- 新年度の様子
- 離任式
- こどもたちの毎日
- 今日の給食は豆ご飯!
- 食べ物への興味関心を高めて
- 親子遠足(3歳児)
- 色水遊び
- 葛西臨海水族園遠足(5歳児ぞう組・らいおん組)
- 今日の給食は冬瓜
- 汐入東小学校の6年生と水遊び(5歳児)
- 楽しかった1学期
- 楽しいおはなし会
- 夏に楽しい感触遊び
- 大好きな外あそび (0歳児)
- おおきくなあれ!(3・4・5歳児)
(文責 井村)
関連情報
-
幼稚園教育パンフレット「一人一人のよさを 未来へつなぐ ― 学校教育のはじまりとしての幼稚園教育 ―」(外部リンク)
文部科学省が出しているパンフレットです。
-
内閣府ホームページ 認定こども園概要(外部リンク)
幼保連携型認定こども園パンフレットも掲載されています。 -
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
今までの記事はこちらです。 - 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(1)健康な心と体
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(2)自立心
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(3)協同性
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(4)道徳性・規範意識の芽生え/社会生活との関わり
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(5)思考力の芽生え
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(6)自然との関わり・生命尊重/数量や図形・標識や文字などへの関心・感覚