幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(3)協同性
前回に続いて、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿をご紹介します。
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(内閣府・文部科学省・厚生労働省)では、
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の3つ目【協同性】について以下のように書かれています。
「友達と関わる中で、
互いの思いや考えなどを共有し、
共通の目的の実現に向けて、考えたり、工夫したり、協力したりし、
充実感をもってやり遂げるようになる。」
今まで紹介した2つ(健康な心と体、自立心)は個々の姿として書かれていましたが、この【協同性】では"友達"の存在の重要性が示されています。
年齢が上がるにつれていろいろな友達と関わることを楽しいと感じるようになり、
時には思いをぶつけ合いながら、気持ちや力を合わせて遊びや行事等に取り組む中で「友達と一緒だとこんなにすごいことができる!」と充実感を味わう経験を重ねていきます。
集団生活の中でこそ育っていく姿と言えるでしょう。
ここにも、前回ご紹介した資質能力の3つが含まれています。

※「幼稚園」と記載がありますが、こども園でも同様です。
1学期にあげた記事の【協同性】に向かう姿が含まれるものの一例はこちらです。
(文責 井村)
関連情報
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幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」についての記事はこちらです。 -
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(1)健康な心と体
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の1つめ「健康な心と体」についての記事はこちらです。 -
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(2)自立心
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の2つめ「自立心」についての記事はこちらです。 -
幼稚園教育パンフレット「一人一人のよさを 未来へつなぐ ー 学校教育のはじまりとしての幼稚園教育 ー」(外部リンク)
文部科学省が出しているパンフレットです。 -
内閣府ホームページ 認定こども園概要(外部リンク)
幼保連携型認定こども園パンフレットも掲載されています。