幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(2)自立心
今日は前回に続いて、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の2つ目【自立心】について紹介していきたいと思います。
広辞苑では「自立心」はこのように書かれていました。
「自分だけの力で物事を行なっていこうとする気持。」
"自分で"というのが「自立心」のキーワードになりそうです。
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(内閣府・文部科学省・厚生労働省)では、
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の【自立心】について以下のように書かれています。
「身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で、
しなければならないことを自覚し、
自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、
自信をもって行動するようになる。」
「主体的」「自覚」「自分の力で行うために」「自信をもって行動するようになる」と、
いろいろな種類の"自分で"が出てきています。
1〜2歳児の頃から、自我が芽生えてくるにしたがって生活や遊びのさまざまな場面で“自分で”の気持ちが出てきます。
“自分でやりたい”の気持ちを大切に支えていくことで、
“自分でできた”という自信が少しずつ積み重なっていくのです。
ここにも、前回ご紹介した資質能力の3つが含まれています。

※「幼稚園」と記載がありますが、こども園でも同様です。
1学期にあげた記事の【自立心】に向かう姿が含まれるものの一例はこちらです。
身の回りの人やものすべてが子どもたちにとっての“環境”です。
環境を通して子どもたちの興味関心を高めながら、より主体的に遊ぶ姿を引き出せるように配慮しています。
(文責 井村)
関連情報
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幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」についての記事はこちらです。 -
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(1)健康な心と体
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の1つめ「健康な心と体」についての前回の記事はこちらです。 -
幼稚園教育パンフレット「一人一人のよさを 未来へつなぐ ― 学校教育のはじまりとしての幼稚園教育 ―」(外部リンク)
文部科学省が出しているパンフレットです。 -
内閣府ホームページ 認定こども園概要(外部リンク)
幼保連携型認定こども園パンフレットも掲載されています。