幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(2)自立心

ページ番号1010846  更新日 令和4年8月13日

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今日は前回に続いて、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の2つ目【自立心】について紹介していきたいと思います。

広辞苑では「自立心」はこのように書かれていました。
「自分だけの力で物事を行なっていこうとする気持。」

"自分で"というのが「自立心」のキーワードになりそうです。

幼保連携型認定こども園教育・保育要領(内閣府・文部科学省・厚生労働省)では、
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の【自立心】について以下のように書かれています。

「身近な環境に主体的に関わり様々な活動を楽しむ中で、
 しなければならないことを自覚し、
 自分の力で行うために考えたり、工夫したりしながら、諦めずにやり遂げることで達成感を味わい、
 自信をもって行動するようになる。」

「主体的」「自覚」「自分の力で行うために」「自信をもって行動するようになる」と、
いろいろな種類の"自分で"が出てきています。
1〜2歳児の頃から、自我が芽生えてくるにしたがって生活や遊びのさまざまな場面で“自分で”の気持ちが出てきます。
“自分でやりたい”の気持ちを大切に支えていくことで、
“自分でできた”という自信が少しずつ積み重なっていくのです。

ここにも、前回ご紹介した資質能力の3つが含まれています。

園生活を通して育みたい資質・能力(文部科学省 幼稚園教育パンフレットより)
園生活を通して育みたい資質・能力(文部科学省 幼稚園教育パンフレットより)
※「幼稚園」と記載がありますが、こども園でも同様です。

1学期にあげた記事の【自立心】に向かう姿が含まれるものの一例はこちらです。

身の回りの人やものすべてが子どもたちにとっての“環境”です。
環境を通して子どもたちの興味関心を高めながら、より主体的に遊ぶ姿を引き出せるように配慮しています。

(文責 井村)

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