幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(5)思考力の芽生え

ページ番号1010849  更新日 令和4年9月8日

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今回は幼児期の終わりまでに育ってほしい姿の中の【思考力の芽生え】について紹介したいと思います。
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(内閣府・文部科学省・厚生労働省)には、以下のように書かれています。

「身近な事象に積極的に関わる中で、物の性質や仕組みなどを感じ取ったり、気付いたりし、
考えたり、予想したり工夫したりするなど、多様な関わりを楽しむようになる。
また、友達の様々な考えに触れる中で、自分と異なる考えがあることに気付き、
自ら判断したり、考え直したりするなど、
新しい考えを生み出す喜びを味わいながら、自分の考えをよりよいものにするようになる。」

保育の中では、このように身近な環境との「対話」を通して好奇心や探究心を引き出していくことを大切にしています。
さらに、友達の考えの違いに気付いて、友達と「対話」することで自分の考えをよりよいものにしていくことは、
集団生活の中でこそできる経験と言えるでしょう。
この「考えることが楽しい」と思えるような経験が「芽生え」として小学校以降の学びにもつながっていくのです。

ここにも、3つの資質能力が含まれています。

園生活を通して育みたい資質・能力(文部科学省 幼稚園教育パンフレットより)
園生活を通して育みたい資質・能力(文部科学省 幼稚園教育パンフレットより)
※「幼稚園」と記載がありますが、こども園でも同様です。

今までにあげた記事の【思考力の芽生え】に向かう姿が含まれるものの一例はこちらです。

(文責 井村)