幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(8)豊かな感性と表現
今まで幼児期の終わりまでに育ってほしい姿について紹介してきました。
最後は【豊かな感性と表現】です。
幼保連携型認定こども園教育・保育要領(内閣府・文部科学省・厚生労働省)には、以下のように書かれています。
「心を動かす出来事などに触れ感性を働かせる中で、
様々な素材の特徴や表現の仕方などに気付き、
感じたことや考えたことを自分で表現したり、
友達同士で表現する過程を楽しんだりし表現する喜びを味わい、意欲をもつようになる。」
表現したい気持ちや心が動く体験があり、
それを自分なりの形で表現し、
周りの人に受け止められる安心感から、さらに表現を楽しむようになっていきます。
一口に「表現」といっても、様々な表現があります。
声や表情、
動きや音、
演じて遊ぶ、
様々な素材や道具を使って作るなど、経験を重ねることで表現方法を工夫する姿にもつながっていきます。
今、幼児クラスの子どもたちは運動会に向けて取り組んでいるところです。
子どもたちがのびのびと身体表現を楽しむ姿をたくさん見ていただけると思います。
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ファイト!運動会(3・4・5歳児)
各年齢の運動会に向けた取組についてはこちらをご覧ください。
2学期の後半から3学期にかけては、幼児クラスの劇遊びの会もあります。
今までの遊びや生活の中で積み重ねてきた経験がどんな表現につながるのか、こちらも楽しみですね!
やはり【豊かな感性と表現】にも、3つの資質能力が含まれています。

※「幼稚園」と記載がありますが、こども園でも同様です。
今までに10個の姿を紹介してきましたが、もちろん5歳児になったら突然こうした姿が現れるわけではありません。
0歳児からの様々な経験の積み重ねが、子どもたちの成長を支えているのです。
これらが「できる」「できない」で判断するのではなく、子どもたちの育っていく方向の道標として活用してもらえたら嬉しいです。
今までにあげた記事の【豊かな感性と表現】に向かう姿が含まれるものの一例はこちらです。
- 新年度の様子
- みんなのこいのぼり
- こいのぼりの製作をしました! (0.1.2歳児)
- こどもたちの毎日
- 今日の給食は豆ご飯!
- 親子遠足(5歳児)
- 親子遠足(4歳児)
- 親子遠足(3歳児)
- 色水遊び
- もうすぐ歯と口の健康週間
- 子どもたちの成長のために大切な“環境”
- 葛西臨海水族園遠足(5歳児ぞう組・らいおん組)
- 今日は時の記念日
- 水族館ごっこ
- おとあそびコンサート
- 七夕飾りを地域に
- プラネタリウム遠足(5歳児)
- 楽しかった1学期
- おじいちゃん・おばあちゃん元気でいてね
- 身体測定をしました(1歳児 りす組)
- プールびらき(0・1・2歳児合同)
- 水遊び大好き!(3・4・5歳児)
- 水遊び! (2歳児うさぎ組)
- わくわくたいむ!(4歳児 きりん組ぱんだ組)
- 七夕製作(0・1・2歳児合同)
- 梅雨の製作紹介!(3・4・5歳児)
(文責 井村)
関連情報
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幼稚園教育パンフレット「一人一人のよさを 未来へつなぐ ― 学校教育のはじまりとしての幼稚園教育 ―」(外部リンク)
文部科学省が出しているパンフレットです。 -
内閣府ホームページ 認定こども園概要(外部リンク)
幼保連携型認定こども園パンフレットも掲載されています。 -
幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
今までの記事はこちらです。 - 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(1)健康な心と体
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(2)自立心
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(3)協同性
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(4)道徳性・規範意識の芽生え/社会生活との関わり
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(5)思考力の芽生え
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(6)自然との関わり・生命尊重/数量や図形・標識や文字などへの関心・感覚
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(7)言葉による伝え合い