令和3年7月2日 みんなで作ると、いつもより美味しいね!(5歳児ぞう組・らいおん組)
こども園の大園庭に謎の葉っぱを発見!その近くには『???』という看板が・・・
色や形、匂いをよ〜く観察したり、自分たちで育てている栽培物と比べたりしていると、
『???』の葉っぱが赤ジソだと判明しました!!!
そこで、発見した赤ジソを使って、ふりかけが作れるのか、また、どうやってふりかけを作っているのかを葛西先生に聞いたり、
「おうちで聞いてみるね」とおばあちゃんに赤ジソを使った料理について聞いてきたり・・・。(※この活動を通して、『社会生活との関わり』が育っている様子が見られます。
他にも【5歳児の終わりまでに育ってほしい姿】の中で育ってきている姿が見られるので、ぜひご覧ください。)
そして、6月28日。収穫した赤ジソを使って、お部屋でクッキング!
ご飯にかけるふりかけ(通称『ゆかり』)を作りました。
ふりかけを作る中で上がった『なにこれ!』『すごい!』『不思議・・・』など、子どもたちの興味・関心がつまったつぶやきを沢山ご紹介していきます!
1.収穫した赤ジソを、水でよく洗います。
「根っこが長い!」「ミントみたいな匂いがする!」
「いい香りがするから、このままご飯にのせて食べちゃいたい・・・」
2.赤ジソを細かくちぎります。
「ふりかけのときよりも匂いがする!」
ちぎった後の匂いを嗅いで、幸せそうな顔をしていました・・・(笑)
3.塩を入れて、よく揉み込みます。
「なんか小さくなっちゃった・・・」塩を揉み込むと、赤ジソが一気に小さくなってびっくり!
『みんなの分あるかな?』と心配している声も。
また、塩の感触を楽しみ、「お砂みたい」「パパの髭みたい」と身の回りの物に例えて表現していました。
4.赤ジソをお酢に漬けます。
赤ジソが入った瓶にお酢を入れると・・・
「魔法みたい!」「絵の具で色水を作るときよりすごい!」と、一瞬で赤ジソの色に変わったことに大興奮でした。
調理室での秘密の工程もご紹介
調理室での乾煎りに、子どもたちも見に行きました。
「さっきまでベチャベチャだったのに、もうパラパラになったよ!」
赤ジソの変化に夢中の子どもたち。調理室のガラスに張り付いていました。
自分たちが作ったふりかけが届くと・・・
「本物のゆかりご飯だ!」「なんだかいつもよりご飯が美味しく感じるね!」
と目を瞑って赤ジソの味を感じたり、友達と顔を見合わせて喜びを伝え合ったりしながら、給食の時間を楽しみました。
「また赤ジソが育ってきたら色水実験をやりたい!」
「お世話頑張らなきゃ!」と期待を膨らませていました。
年長組になり、年中組までの“クラスのみんなで色々な野菜を育てる”という段階から、“グループ毎に1つの野菜を育てる”という一歩進んだ栽培に挑戦している子どもたち。『誰かにお願い』ではなく、『自分たちで育てなきゃ』という気持ちから、友達同士で声を掛け合ったり、お休みの人の分を積極的にやろうとしたりする姿も見られてきています。
自分たちで育てた野菜や、今回のように比較して見つけた野菜をただ食べるのではなく、考えたり調べたり、五感を使ってじっくり味わったりして関心を高めることで、“食”への興味を高めていきたいと考えています。
ぞう組・らいおん組担任一同
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。