令和2年4月23日 子ども読書の日(3)

ページ番号1002789  更新日 令和4年3月14日

印刷大きな文字で印刷

「十五少年漂流記」(「二年間の休暇」)
ジュール・ヴェルヌ 著

表紙:十五少年漂流記

表紙:二年間の休暇


児童文学・小説には「漂流もの」と呼んで差し支えないジャンルがあると思いますが、私が子供の頃は「ロビンソン・クルーソー」と「十五少年漂流記」が双璧でした。
特に「十五少年~」は、「十五人の子供」だけで「無人島」を「サバイバル」するというそれだけで胸が騒ぐ場面設定。狩りや採集を自分たちでするのはもちろん、選挙をしたり、時には反目しあって別行動になったりと、様々な出来事があり最後まで飽きさせません。

今にして思うのは、この話の邦題が原題直訳の「二年間の休暇」だったら、私はこの本を小学生の時には手に取っていなかったかもしれないということです。
「十五少年~」は小学生にも読みやすいように分かりやすく短くまとめられた意訳版で、「二年間~」は中学生に入ってから読みました。

このように各年齢向けに翻訳しなおされている物語はたくさんありますので、同じ作品を、それぞれの年齢対象の出版物を読みながら保護者、兄弟で共有してみるのも面白いのではないでしょうか。