紙漉き体験

ページ番号1017775  更新日 令和6年7月3日

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紙の歴史
和紙作りの師匠、田村正先生をお招きしてすずらん学級と6年生で紙漉き体験に取り組みました。
まずは体験の前に紙の歴史を教えていただきました。冊という字は、紙の前に字を書く役割をしていた
木簡の形が由来になっていることを聞いて「お~本当だ!」と声が上がっていました。
楮の皮なめし
いよいよ体験に挑戦!今回は煮た楮の皮をきれいにするところから体験させてもらいました。
道具を使って少し皮を剥ぐと、後は手で掴んで一気に向くことができました!
ちり取り
剥ぎ取った皮にはまだ小さな「チリ」がついているので繊維をほぐしながら
丁寧にチリを取っていきます。「目が疲れる~」と言いながら頑張っていました。
たたき
チリを取り除いてきれいになったしろい皮を集め、棒で叩いて繊維を
さらに細かくしていきました。「弁慶が~五条の橋を渡るとき~♪」と
唄いながらリズムに乗って交代で叩きました。
漉き舟
繊維を柔らかくしたら、師匠が漉き舟(すきぶね)に水ととろろあおいと一緒にに入れて
馬鍬(まんが)でしっかり混ぜてくれました。漉桁(すげた)を使って前へ後ろへちゃぷちゃぷすると
だんだんと紙になっていきました!水を絞って乾かすと和紙の完成です。
質問コーナー
5時間目は体験をして考えた質問を師匠に聞いて答えてもらいました。
「人生で一番良かったことは奥さんに出会えたことです!」「何事も前向きに!失敗も失敗だと思わずに!」
どの質問にも丁寧に、真剣に答えて下さる師匠の声に、みんな釘付けになっていました。
最後にサトウハチローさんの「美しく自分を染めてあげて下さい」の詩が書かれた作品を
見せていただきながらみんなで音読をしました。紙漉きだけでなく「生き方」を教えて下さった
師匠に大きな声で「ありがとうございました!」と伝え、今日の体験は終わりました。