紙漉き体験

まずは体験の前に紙の歴史を教えていただきました。冊という字は、紙の前に字を書く役割をしていた
木簡の形が由来になっていることを聞いて「お~本当だ!」と声が上がっていました。

道具を使って少し皮を剥ぐと、後は手で掴んで一気に向くことができました!

丁寧にチリを取っていきます。「目が疲れる~」と言いながら頑張っていました。

さらに細かくしていきました。「弁慶が~五条の橋を渡るとき~♪」と
唄いながらリズムに乗って交代で叩きました。

馬鍬(まんが)でしっかり混ぜてくれました。漉桁(すげた)を使って前へ後ろへちゃぷちゃぷすると
だんだんと紙になっていきました!水を絞って乾かすと和紙の完成です。

「人生で一番良かったことは奥さんに出会えたことです!」「何事も前向きに!失敗も失敗だと思わずに!」
どの質問にも丁寧に、真剣に答えて下さる師匠の声に、みんな釘付けになっていました。
最後にサトウハチローさんの「美しく自分を染めてあげて下さい」の詩が書かれた作品を
見せていただきながらみんなで音読をしました。紙漉きだけでなく「生き方」を教えて下さった
師匠に大きな声で「ありがとうございました!」と伝え、今日の体験は終わりました。