SNS学校ルール
家庭におけるルールが重要
家庭でのルール作りをお願いします。スマートフォン等の使い方について、お子さんと一緒に話し合い、ルールを確認してください。子どもたちが主体的に考えることで、己を見つめなおすきっかけとし、家庭と学校が連携して、望ましい生活習慣を確立してほしいと願っています。
- 一日の利用時間と終了時間、使わない時間帯・場所を決め、制限して使用する。学力への影響では、平成29年度「全国学力・学習状況調査を活用した専門的な課題分析に関する調査研究」(文部科学省委託研究)の結果からも、テレビ・ゲーム・スマートフォンを使用する時間などのルールを決めている子どもの正答率が高い。
また、厚生労働省の推計では、病的なインターネット依存が疑われる青少年が5年間でほぼ倍増し、中高生においては7人に1人に当たる計算となる。ネット依存は、暴力や引きこもり、写場などの合併症や脳の障害を引き起こす恐れもある。
→ネットへの依存につながる長時間の利用を防ぐ。 - 必ずフィルタリングを付け、パスワードを設定する。
「平成29年度上半期の出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について」(警視庁)の結果から、コミュニティサイト等で被害を受けた児童・生徒は年々増加し、約9割はスマートフォンでアクセスしている。さらに、被害にあった児童・生徒のうち、約9割がフィルタリングを利用していない。
→ネット利用のための基本的なルールを徹底する。 - 個人情報を教えたり、知らない人とあったり、自画撮り画像を送ったりしない。
「平成30年度における子供の性被害の状況」の結果から、自画撮り被害に遭った児童・生徒数が増加している。
→ネット犯罪に巻き込まれないよう、安易な発信をしない。 - 写真・動画を許可なく撮影・掲載させたり、拡散させたりしない。
情報を発信するアプリが普及している。中でも、画像・動画を発信するアプリの利用する児童・生徒が増加している。
→ネットに公開した情報は削除できないという危険性を理解する。 - 相手や周囲の人の気持ちを考えて送信する。
平成30年度「インターネット・携帯電話利用に関する実態調査報告書」(東京都教育委員会)の結果から、自分の悪口や個人情報を書かれたり、無料アプリなどのグループで仲間外れにされたりするトラブルが増加している。
→ネットを通して、他の人をいじめたり傷付けたりしない。