東京教師道場2
4年生/国語/東京教師道場地区発表会
2020年12月8日(火曜日)
国語「プラタナスの木」~「4年1組セレクト!『プラタナスの木』魅力ガイドブック」をつくろう
プラタナスの切りかぶに立った主人公たちの気持ちを想像して、気持ちの変化をとらえることをめあてにした授業を行いました。
<『プラタナスの木』のあらすじ>
「友だちと集まってサッカーをする公園には大きなプラタナスの木がありました。その公園で、子どもたちは、一人のおじいさんと仲良くなります。おじいさんは樹木の事にとても詳しい人でした。夏休みになり、子どもたちは、それぞれ帰省したり旅行に出たり、地元を離れます。夏休みが明けると、公園のプラタナスの木がなくなっていました。台風のせいで倒れかかって、危険なので切られたのです。プラタナスの木がなくなると、おじいさんも現れなくなりました。」
プラタナスの木があった時と切りかぶになってしまった時の主人公の思いを比べ、根拠となる文章を見つけ、友だちと意見交換しました。
根拠となる叙述に基づいて、自分の考えをグループで話し合いました。話し合いを通して、新たに気付いたことや改めて考えたことを取り入れて、最終的な自分の考えをまとめ、「マイプラタナス」を書きました。
遠藤先生によるワークショップ講座では、プラタナスの木にサブタイトルをつけたら、どんな言葉が思い浮かぶかなど、参加者に考えてもらいました。
また、「プラタナスの切り株は、地面の下に根っこが張り巡らされ、木を支えてくれている。それは私たちであれば、「親」であり、その上に「子どもたち」が育っているととらえることができる。わが子がいなかったらどうだろう?支える子どもがいるから、支える親が生きがいを感じるのであろう。そこまで、読みを深めさせたい。」と講師の先生からご指導をいただきました。
4年生/国語「プラタナスの木」
2020年12月3日(木曜日)
国語「プラタナスの木」~「4年1組セレクト!『プラタナスの木』魅力ガイドブック」をつくろう/東京教師道場地区発表会プレ授業
「友だちと集まってサッカーをする公園には大きなプラタナスの木がありました。その公園で、子どもたちは、一人のおじいさんと仲良くなります。おじいさんは樹木の事にとても詳しい人でした。夏休みになり、子どもたちは、それぞれ帰省したり旅行に出たり、地元を離れます。夏休みが明けると、公園のプラタナスの木がなくなっていました。台風のせいで倒れかかって、危険なので切られたのです。プラタナスの木がなくなると、おじいさんも現れなくなりました。」というあらすじの物語です。椎名誠さん原作の小学生版の書き下ろしです。
伐採された「プラタナスの木」の切り株に立った子どもたちの気持ちを想像して、気持ちの変化を捉える授業です。
プラタナスの木が伐採され、変わってしまったものと変わらないものを読み取り、今まで子どもたちを守ってくれたプラタナスを今度は自分たちが守っていこうする登場人物の気持ちを想像し、心の変化を読み取ります。
4年生/道徳「絵はがきと切手」(友情、信頼)/東京教師道場地区発表会
2020年12月2日(水曜日)
東京教師道場の地区発表会が本校の体育館で行われました。荒川区小学校教育研究会として、多数の参観者がありました。検温・手指消毒を徹底し、授業を参観しました。
題材は、辺見兵衛作「絵はがきと切手」です。転校した親友からの絵はがきが料金不足だったとき、主人公はその事を伝えるべきか、心が揺らぎます。大切な友だちだからこそできることを考えました。シートに自分の気持ちを書きとめ、振り返ります。
ペアやグループで話し合い、自分の考えと友だちの考えを交換しました。担任は、子どもに寄り添い、自分の考えを大切にすることを指導します。
子どもたちから様々な意見がでました。
料金不足のことを親友に「言う、伝える、教える」=せっかく送ってくれたのに、仲良しの友だちなのに、関係が悪くなったらどうしよう?
「お礼だけ言う、言わない、伝えない、教えない」=また間違えてもいいのか?親友だからこそ、後で困らないように伝えるべきではないか?
子どもたちは真剣に意見を発表しました。
研究協議会では、東京都小学校道徳教育研究会顧問の長谷徹先生からご指導いただきました。
- 「自分の考えを基に、書いたり話し合ったりする場作りがなされていた」
- 「多様な方法を取り入れた指導であった」と評価していただきました。
また、「自己を見つめるには時間をきちんと確保する必要がある。子どもたちは、物事を多面的・多角的に考えたり、自分との関わりで、道徳的価値を理解する学習をこれからも心がけて欲しい。」とご指導いただきました。
4年生/道徳「大切な友だちだから」
2020年11月26日(木曜日)
転校した正子さんから、ハガキが届きましたが、定形外郵便だったため、料金不足でした。それを正子さんに伝えるべきか、どうするか、私の心は迷い葛藤します。
迷っている主人公の気持ちを友だちと共有します。どうしよう、料金不足を伝えるか、伝えないか、自分の考えをメモし、友だちと話し合います。
相手に言いにくいことを伝えるか、伝えないか、大の仲良しだった友人への葛藤を自分なりに考える授業でした。大人でも迷うところです。第二次性徴期を迎えた4年生は、自己を見つめ、友情を深めることで、信頼できる関係を築いていきます。
4年生/道徳「泣いた赤おに」(友情、信頼)
2020年10月15日(木曜日)
三密を避け、体育館で授業を行いました。題材は、浜田広介さんの「泣いた赤おに」です。友だちと良い関係をつくっていくためには、何が大切かを考えました。
赤鬼は、人間という友だちを手に入れることはできましたが、青鬼という友だちを失ってしまいました。物語を通して、「青鬼はどうしてそこまでするのか」「青鬼は後悔していないか」などについて、子どもたちからたくさん意見が出されました。
自分自身の経験を振り返りながら、話し合い活動をしました。体育館なので、広々とディスタンスをとって活動ができています。「いつもは友だちから手伝ってもらうことが多かったけれど、自分から友だちの手伝いができた」「自分の苦手なことを友だちに教えてもらった」など、意見交換しました。
4年生/国語/「言葉の宝箱」
2020年9月4日(金曜日)
「言葉」を大切にする国語の授業づくりに挑戦しています。物語文を学習していると、登場人物の性格や気持ちを想像する際、「優しい」「悲しい」など、パターンが決まってしまいます。そこで、語彙力を高めるために、国語の教科書の巻末にある「言葉の宝箱」の活用を実践しました。
人物紹介ゲームで人物に関する表現の幅を広げます。「言葉の宝箱」の人物を表す言葉の中から意味がわからない、使ったことのない言葉を一つ選びます。
選んだ言葉の意味について、国語辞典を使って調べます。国語辞典は、自分専用の辞典を使います。辞書カバーも子ども一人ひとりのオリジナルです。
調べた意味をもとに、その人物を表すエピソードを考えます。三日小では、子どもたちの語彙力向上のため、小学1年生から「辞書引き学習法」を取り入れています。
4年生/道徳「学級会での出来事」
2020年7月29日(水曜日)
周りの人との意見が合わなかったとき、自分ならどうするか、考える授業でした。先輩の授業を1・2年目の若手教員が見て学んでいます。
自分の考えや意見を学級会などで発表するのは、たやすくありません。時には、強い口調で友だちに非難されるかもしれません。言われた本人はどういう気持ちになるか?周りの友だちはどんな態度をとったら良いのか?自分自身の経験を元に振り返ります。
4年生/教師道場部員授業/国語「新聞をつくろう」
2020年7月17日(金曜日)
「われらゴミ0調査隊! 伝えよう!ゴミ0のひけつ」と題して、伝えたいことを分かりやすく伝えるための新聞作りを工夫する授業です。
東京教師道場・国語部会では、「自分の考え」をもち、広げ深める指導の工夫をテーマとして研究をすすめています。
「自分の考え」をもつためにどうしたらよいか?「自分の考え」を広げ深めるためにはどうしたらよいか?校内の初任者も参観し、授業の工夫を進めています。