子どもの可能性とよさを見出す3学期
校長 末永 寿宣

令和3年(2021年)、コロナ禍を皆で乗り越えて、明るく笑顔に満ちた年にしてまいりましょう。本年も本校の教育活動へ、変わらぬご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
私たち教職員一同は、感染予防に最大限配慮しながら、子どもたち一人一人が、希望や目標を高くもって、新たな年度に向かうようリードしてまいります。そのために、3学期は、以下の点に重点を置いて、教育を進めてまいります。
学習では、この1年間の復習を行い、教科書の基礎的・基本的な知識・技能の事項を確実に習得させます。学習が遅れがちな子どもには、授業の中で個別指導を重点的に行い、放課後に補習を実施します。また、三日寺子屋では、希望する子どもに教科の復習を徹底します。
生活指導では、1年間の締めくくりを感謝の気持ちで終われるよう、友だちのよさやお世話になったこと、自分がみんなのために尽くしたことなどを互いに認め合う機会をもつようにします。
学級や学年では、この1年の出来事を振り返り、集団として成長したこと、皆で協力したこと、それによって成し遂げたことなどを確認します。このような学習や経験を通して、自分のよさをあらためて見いだし確認するとともに、次の学年や中学校に向けての希望や意欲を語り合えるようにしていきます。
三日小の特別活動
~集団活動に自主的、実践的に取り組む~
コロナ禍で校外での活動が制限される中、校内の特別活動に力を入れています。臨時休業後から12月までの特別活動について、子どもたちの活躍の様子をお伝えいたします。
学級活動

学級や学校での生活をよりよくするために話し合い、役割を分担して協力して実践し、学級での話し合いを生かして、自主的に取り組みました。
▲2学期最後の学級では、三学期の係活動について話し合いました。学級生活の充実や向上のため、子どもたちが主体的に組織をつくり、役割を自覚しながら仕事を分担して、協力し合うことを学んでいます。
児童会活動
異年齢の子ども同士で協力し、学校生活の充実と向上を図るための課題解決に向けて、計画を立て役わりを分担し協力して自主的に運営しました。
▲体育委員会では、体育館のボールの点検や清掃をしました。授業やクラブ活動でみんなが気持ちよく使えるように整備しています。
▲集会委員会では、ゲームの段取りを自分たちで確認しています。どうしたら、ルール説明が分かりやすくなるかなど、タブレットを使ってシュミレーションしています。
▲ボランティア委員会では、2学期にエコキャップが27Kg集まり、発展途上国の子ども14人分の援助になることを発表しました。 また、「三日松」の維持管理のために、47,898円の募金が集まり、運営委員会へお渡ししました。
▲放送委員会では、お昼の放送など、番組作りに余念がありません。聞き取りやすい話し方も練習しています。 その他に「代表」「栽培環境」「飼育」「給食」「保健」「放送」「図書」委員会があり、全部で10の委員会が活発に活動しています。
クラブ活動
異年齢の子ども同士で協力し、共通の興味や関心ごとを通級する集団活動の計画を立てて運営しています。自主的に取り組むことを通して、個性の伸長を図っています。
▲伝統文化クラブでは、茶道や華道など、日本の伝統文化にふれる活動を行っています。茶道の先生に作法について基本を学んでいます。
▲タブレットPCクラブでは、「スクラッチ」というソフトを使って、ゲームを作っています。キャラクターを決めて、動きをプログラミングしています。夢中になって作業を進めながら、プログラミング的思考が身についていきます。 この他に「室内スポーツ」「屋外スポーツ」「卓球」「科学」「箏・音楽」「家庭科」「読書・イラスト・工作」「防災」クラブがあり、全部で10のクラブが楽しく活動しています。
学校行事
全校または学年の子どもたちで協力し、よりよい学校生活を築くため、体験的な活動を通して、公共の精神を養いながら、所属感や連帯感を養っています。
▲運動会では、保護者の皆様、PTA役員の皆様、三日メンズの皆様のご協力により、運動会が実施できました。三密をさけ、マスク着用、検温・手指消毒にご協力いただきありがとうございました。
▲音楽会では、スローガンを「心を込めて奏でよう!響け三日メロディー」とし、子どもたちが練習の成果を披露しました。感染症予防のため、学年別の開催となりましたが、入退場や検温、手指消毒など、保護者の皆様のご協力のおかげで、スムーズに運営することができました。