令和3年7月7日・8日 修学旅行 広島 平和学習

ページ番号1005488  更新日 令和4年3月18日

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3年間の集大成として、“平和”について学ぶ貴重な体験となりました

本校の3学年は、「平和学習」をテーマに3年間をとおして探求学習に取り組んできました。たとえば昨年の9月には、「尾久初空襲を語り継ぐ会」の方々にご協力いただき、尾久初空襲についてのお話をうかがいました。また、広島原爆投下の日である8月6日には、昨年は授業日だったこともあり、全校での黙祷を行いました。そして今年はその集大成として、修学旅行の行程に「広島」を加え、広島記念公園及び広島平和記念資料館を5月に訪問する予定でした。

写真:修学旅行 広島1


しかし、折しも“第四波”の時期と重なり、感染拡大防止の観点から、荒川区として、区内全中学校の修学旅行日程を延期することになりました。その後日程を調整、荒川区教育委員会からも、都内公共交通機関の利用を避けるべく学校―東京駅間の輸送バスを配車するなどのご配慮をいただき、ようやく7月7日(水曜日)から3日間の日程で、広島・奈良・京都への修学旅行を実施することになりました。

7月7日(水曜日)、広島駅から路面電車を乗り継ぎ、平和記念公園に到着しました。公園内には原爆ドームを含め様々な慰霊碑・記念碑があり、それらをガイドさんに案内していただきながら班ごとに巡りました。また、広島平和記念資料館を見学、被爆地だからこそ残されている貴重な資料を目の当たりすることができました。その後、江種祐司さんを講師に迎え、広島での学徒動員で被ばくした体験をご講演いただきました。

写真:修学旅行 広島2


翌日7月8日(木曜日)の朝、再び記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑の前で「慰霊式」を行いました。原爆投下時刻である8時15分に、公園内にある平和の時計塔から流れるチャイムを合図に1分間の黙とう、その後、今日の日のためにつくってきた「平和宣言の詩」を代表生徒たちで読み上げ、献花を行いました。広島では前日から大雨が続いていて、奈良に戻る新幹線もこの時点では止まっているほどでしたが、この時だけはその雨も止み、式を行うことができました。

写真:修学旅行 広島3


これまで3年間を通じて学んできたこともあり、今回の修学旅行での広島訪問は、3年間の集大成として、“平和”について学ぶ貴重な体験となりました。