令和3年11月25日 安全指導「薬物乱用防止教室」

ページ番号1005478  更新日 令和4年3月18日

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正しい知識を知ることができ、安全への意識を高めました。

「生徒を幸せにする学校」。それが本校の願いです。そしてその幸せは、在学中だけでなく、卒業後、社会に出てから将来にわたって幸せに生きていってほしい。生徒にはそのための力を付けてもらいたいと考えています。安全教育のその一つです。たとえば、地震が起きたときの安全な対処の仕方を身に付けてもらうために、避難訓練などを行っています。しかし、地震はそのものを起きないようにすることはできません。その一方で、それ自体が起こらないようにするための安全教育もあります。薬物の乱用や依存にならないための学習がそれです。

写真:薬物乱用防止教室1


今回、荒川区保健所・健康推進課から工藤さん、特定非営利活動法人「東京ダルク」から山口さんを講師にお招きして、11月25日(木曜日)、「薬物乱用防止教室」を実施しました。
はじめに、保健師である工藤さんから、薬物の種類、その効果や依存性、薬物の乱用による心身への悪影響などについて説明していただきました。そして、誘われたときの対処の仕方など、断る大切さについてお話しいただきました。

次に、プログラム・スタッフの山口さんからは、薬物依存の実際の事例から、薬物に関わるようになるきっかけ、薬物依存症により崩壊してしまう社会生活、そして、そこからの回復の難しさなど、その恐ろしさをうかがいました。特に、薬物依存は、「“治る”のではない。“止めている”ことを続けていくのだ」という言葉が印象に残りました。

写真:薬物乱用防止教室2


今回の講演から学んだことを生かし、今を、そして将来にわたり、正しい知識・認識を持ち、健康で安全な生活を送れるようになってほしいと思います。ご協力いただきました荒川区保健所と東京ダルク様、ありがとうございました。

*特定非営利活動法人「東京ダルク」
薬物依存症という病気から回復して社会復帰を目指すための民間のリハビリ施設です。