令和7年11月18日 三組が秋の東京の街を巡りました

三組は、都バスと地下鉄を使って、校外学習に行ってまいりました。
眩しいくらいに鮮やかな紅葉の下を巡る行程になりました。


上野公園では、国立科学博物館を訪れ、お目当ての地球館を歩きました。
迫力ある展示物を前に、思い思いの感想を交わしながら回りました。
浅草では、観光客の間を雷門から浅草寺まで抜けた後、雷おこし作りを体験しました。
水あめをコンロで熱しながら、頃合いを見てピーナッツやあられを加える調理は、焦げたり固まったりしないように、スピードを求められます。説明をしてくださったスタッフの助力を受けながら、手際よく頑張りました。家庭科で練習した成果が見えました。

校外学習は、学校では得られない体験の全てが学習の場になります。義務教育を終えて社会に暮らす中学生にとって、多様なコミュニケーションに応じたり、マナーの意味を考えたりする貴重な学びの機会に溢れています。
中でも特別支援学級の生徒には、例えば切符を購入することも大事な経験です。緊張する出来事の連続でしたが、生徒は丁寧に確認をして、たくましく前に進んで行きます。
また、街中のコミュニケーションも思い出深いものでした。博物館で雉や孔雀の説明をしてくださったスタッフの方、地下鉄銀座線で浅草まで乗せていただいた運転手さん、浅草寺の植込みをきれいに刈り込んでいらした植木屋さんなど、皆さんがお仕事の手を止めて、言葉を交わしてくださいます。温かい気持ちに囲まれて、社会の優しさを体験する一日でもありました。
こうした体験を積み重ねて、自信と自己肯定を高めていきます。今日の成長が、自分らしく生きる未来につながるものと実感できる校外学習でした。

