令和7年10月17日 セーフティ教室にて交通安全の大切さを考えました

南千住警察の皆様にご紹介をいただき、交通安全を学ぶセーフティ教室を行いました。
今回行ったスケアードストレートという技法は、交通事故の現場を再現することで、日常に潜んでいる危険を視覚的に体感する啓発教育です。
講師を務めていただきました株式会社ワーサルの皆様は、プロのスタントマンの技法で、次々とリアルな事故現場を解説してくださいました。

秋晴れの校庭には3台の車両が走り、スタントマンのスタッフが自転車で駆け抜けます。スマートフォンを片手に周囲の安全に気を配れずに走行する自転車や、2人乗り、傘さし、音楽を聴きながら耳をふさいだ走行など、この界隈でも見かける風景が、一転して事故現場に変わります。衝撃的な場面を目の当たりにした生徒は、進行役の問いかけに先を予測しつつ、驚きの声をあげて見入っていました。

汐入の街を走る運転手の皆さんは、歩行者を見かけるといつも減速して、先を譲ってくださいます。校長の私は、とてもマナーが行き届いた街だと思つています。
しかし、残念なことに、上記のような道路交通法違反や危険な自転車の利用が目につく街でもあると思っておりました。通勤のバスからしばしば好ましくない姿を目撃します。

今回は、他にも、一時停止や駐車車両の追抜き、大型車両の内輪差による巻込みなど、事故が多発するケースも見せていただきました。しっかりとした理念のもと、危険を顧みずに学びの機会を提供してくださった株式会社ワーサルの皆様をはじめ、指導にご来校いただきました南千住警察や警視庁の皆様方には、感謝申し上げます。

それでも、衝撃的な視覚体験は、ともすれば時間とともに薄らいでしまいます。
不用意な行動が悲しい出来事を起こさないように、この学習をきっかけに生徒には慎重で責任のある行動について考え続けてほしいと思います。
生徒には、かがやく未来に向けて安全に歩み続けてほしいと心から願います。

