令和7年9月16日 生徒会朝礼 生徒の主体性が見える一週間です

ページ番号1020469  更新日 令和7年9月18日

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 今年度前期を締めくくる生徒会朝礼が行われました。

 9月2日(火曜日)の専門委員会、9月4日(木曜日)の中央委員会が、前期最後の委員会となり、いずれも各学年の思いが交わされる時間となりました。この流れを受けた朝礼です。

 3学年の委員から伝えられるのは、心構えや激励などの後輩へ託す言葉です。2年生は感謝とともに意気込みがこめられた言葉を、1年生は身についた責任感から2年生を支えていこうという頼もしい言葉を、それぞれ自分の言葉で語っていました。

 代が移るこの変わり目の季節は、少し寂しさもありますが、これまでの成長をかみしめる節目です。学校の中では毎年訪れる風景ではありますが、毎年、その学年のカラーが出て、似ているようで学年の個性が出ます。荒川三中の3学年は、互いを大事にする頼もしい学年であると思います。3年生のちょっぴり立場を変えたますますの活躍と、1年生と2年生がその個性を注いで作る次の三中の姿に期待しています。

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 また、この朝礼では、ピンクシャツデーとユニセフ募金の呼びかけがありました。

 今週は、生徒会で呼びかけを行っている「いじめ撲滅運動重点週間」です。各委員会で、掲示や放送などを駆使して、いじめのない学校を目指した生徒の取組です。

 いじめが発生するとき、それはコミュニケーションの中で生まれます。学校を生活の場としている多くの生徒たちにとって、学校こそが社会の中心です。その社会の主体者である生徒たちが、いじめを許さない!、居心地のよい学校を作ろう!と声を上げ、行動できることを探すというのは、素晴らしいことだと思います。

 ピンクシャツデーは、この一連の取組を模索する中で、昨年度見つけたカナダ発祥で国際的な取組です。見つけるだけでなく、私たちもやってみよう!と行動することが、三中の生徒のすごいところです。

 この取組を中学生が進めることの大きな意味は、集団で取り組んだら社会は変えられることを体感できることでしょう。みんなで一つになったら、集団は強い意思をもつことを、生徒が提示してくれました。

 生徒はいじめ撲滅をイメージして、何かピンクのモノも使ってみませんか、と声をかけ合っています。そして、先生方には実際にピンクのシャツを着てもらえないか、という協力要請が届きました。実際、毎日着られるほどたくさんのピンクの衣類はもっていないかもしれませんが、教員も生徒の思いに応えてどこかにピンクの小物を身に着けています。先生の、いじめに対する意思表示と、生徒の要請に応えようと思う意思表示として、どこにピンクがあるのか探してみてはいかがでしょうか。

 三中では、こうして重点をおいて考える有意義な一週間を送っています。

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