令和7年9月8日~10日 勤労留学 2日目が終了しました

ページ番号1020440  更新日 令和7年9月9日

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 多くの方々に支えられて、無事、2日目の勤労留学が終了しました。

 本日も幾つかの体験先へ、ご挨拶と生徒の様子を伺いに回りました。

 緊張をしながらも、きっと予想以上の体験に充実感に満ちているのでしょう。どの生徒も、とてもよい表情を見せていました。それは、受け入れてくださる体験先の皆様が、与えてくださる役割一つひとつがどのような大切な意味をもつものなのか、生徒に理解できるような伝え方をしてくださっているからであると思います。大変ありがたいことです。

 いただいている役割は、本来職員の方の手にかかれば、はるかに効率よく進む内容だと思います。それをわざわざ生徒へ説明し、時間と手間をかけて体験の機会を作ってくださっているものと思います。しかし、生徒には、社会に貢献することの具体的な形を体感する大きな経験になっている様子が見て取れる表情でした。表に見えている仕事と、その背景にあって普段は見えない仕事のギャップを感じることができているが大きいほどこの体験に意味があることをご理解いただき、さらに生徒の笑顔を大事に膨らませようと多くのご配慮のもとで体験をさせていただいている幸せな生徒たちだと思います。お手数をおかけしながらも、生徒の成長を導いてくださる街の皆様の深い愛情を思うと、感謝の念に堪えません。

 ある生徒は、思っていなかった職種が今回の体験先に決まり、最初は少し戸惑ったそうです。しかし、2日目を迎え、こんなに充実した一日を過ごせていること、そしてそう思える自分がいることに驚きを感じているのだ、と教えてくれました。また、ある生徒は、利用者のためにこれだけの準備をしていることが想像以上であったことを語っていました。また、ある生徒は、自分が考える仕事のやり甲斐と職員の方の思いが一致するものかどうかが気になり、最終日までに尋ねてみたいと話していました。

 たった3日の機会では、日常のお仕事の全般からみれば、ほんの端っこにしか触れられていないことも当然のことです。しかし、まだ広い世界を知らない生徒にとって、まさに社会の入り口に立つことができる貴重な瞬間を得る体験になっています。

 多くの出会いを経て、事後学習の中で生徒たちにどのような成長がみられるものか、期待する思いがまた大きくなりました。

 関係者の皆様、そして送り出してくださるご家庭の皆様、明日の最終日もどうぞよろしくお願いいたします。

(後日、活動の様子の写真を追掲載する予定です。このページを改めてご覧ください《校長》)