令和7年8月24日 地域行事 汐入まつり に参加しました
汐入公園にて行われた、汐入まつりの当日運営に本校の11名の生徒がボランティアとして、そしてステージパフォーマンスに吹奏楽部と書道部の生徒かそれぞれ参加させていただきました。リバーパーク汐入町会と東京都公園協会、べるぽうと汐入商店街振興組合のイベントです。
当日は、朝9時前から気温は34℃を越える暑さの中、大粒の汗を流しながらボランティアメンバーの設営作業が始まりました。ボランティア生徒は、未就学児や小学生を対象としたボールゲームなど、子ども向けゲームや催しのお手伝いを担当しました。安全に配慮しながら、歳下の子どもたちを優しくリードして手際よく盛り上げる姿は、立派な地域の一員に見えます。また、厳しい暑さ対策として、重たい噴霧器を抱え、会場内を巡回しながら、涼を届けて回った生徒もいます。荒川区キャラクターのあら坊とあらみぃの登場をサポートした生徒もいました。どの生徒も主体的に役割を求め、とても気持ちのよい笑顔で活動していました。
吹奏楽部と書道部は早くから学校に集まり、準備をしていました。
吹奏楽部は今月はじめの東京都吹奏楽コンクールのあと、4名の三学年生徒が一時抜けて、初めて1年生と2年生だけで演奏を披露しました。さらに戸外演奏にもかかわらず、多くのパートで力強い音が出ていました。
書道部はテンポの良いBGMが流れる中、晴れやかで華のあるパフォーマンスを見せました。サラサラと4人の部員が筆を走らせ、会場にメッセージを発信しました。どちらの部も、強い日差しをものともしない集中力が、会場に広がる、思いのこもった時間になりました。
汐入の街では、防災活動の一環として、この地域に暮らす皆様の交流の場を作ることに力を入れていることを、地域にお住まいの関係者の皆様からかねてより伺っております。日常生活を支え合う社会的なまちづくりはもとより、大規模な発災の際に発揮される地域力の根幹はコミュニケーションであると思います。顔を合わせ、互いの存在を実感するところから、まちづくりは進んでいくものと思います。
汐入のまちでは、5月の汐入皐月まつりや8月の納涼盆踊りなど、いずれもとても大きな規模のイベントがたくさん行われています。今回も、前日の前夜祭と併せて延べ6500人を超える地域の方々が集ったと伺いました。驚くべき人数です。
楽しく安心して暮らすまちであるとともに、より安全で住みよい地域づくりを目指して、日頃からご尽力いただいている多くの関係者の皆様には心より敬服いたします。また、こうしてまちの広場に集まって、互いの顔を見ながら笑顔で過ごせる、汐入はすてきなまちであると改めて思います。
今回、ボランティアとして参加させていただいた生徒たちは、この地域活動の企画側に少しでも参画させていたたことに大きな意味がありました。作り手の側で交流することで、見たり感じたりした体験は、近い将来に地域社会の担い手として気持ちをもてるような姿を見せることで、花開いていくことでしょう。この貴重な機会をいただけたことに感謝いたします。