令和7年7月7日 1学年移動教室(3)

ページ番号1020154  更新日 令和7年7月7日

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 夕食も、みんなよく食べました。おかわりの列が途切れませんでした。

 片付けも、協力してみんなでよく動くものだと感心します。

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 食後は、体育館にて陶芸体験をしました。

 お二人の講師をお招きして、八ヶ岳高原の土を用いたコップ作りです。

 板粘土を成形し、筒に巻き付けて円柱状にした側面に、合わせてカットした底面を水にといた粘土を筆で塗ってとりつけます。柄を取り付けるのは自由選択。

 せっかく作っても、入れた飲み物が漏れてしまったら大変なので、みんな楽しみながらも手元は緊張して取り組んでいました。接合部が弱いと底が抜けてしまったり、模様が深すぎて割れてしまったりするそうです。

 最後に色を選んで、窯焼きを依頼して本日はおしまい。

 発砲スチロールのコンテナに並べられた作品は、この後一か月寝かせたあとで、底などの削り仕上げをしてくださるそうです。さらにそのあと乾燥させること3か月、やっと窯に入ります。12時間かけて800度まで上げた窯で焼き上げて、5日間かけてゆっくりと熱を取ります。

 ここで色付け。今回希望した4色別の色薬に一つひとつ手作業で付けこんでまんべんなく着色をするそうです。

 そして、ここでやっと本焼きです。今度は20時間かけて1250度まで温度を上げて焼きこんで、さらに一週間かけて冷まして、やっと完成。

 動画で工程を教えていただきましたが、ため息がでるような手のかけように、思わず見入ってしまいました。

 

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 職人さんである講師のお話は、まだ終わりません。最後にいただいたお話は、このコップは三十年後まで使える本格的なもの。中学1年生の皆さんが、43歳ころにこのコップでコーヒーを飲みながら今日の日を、そして今日の友達を思い出したりしたらすてきですね、というメッセージ付きでした。

 後日、焼き上がった作品が届くのがますます楽しみになりました。

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 就寝前には、各係会議と部屋会議をして就寝準備に入りました。

 充実した日程に、疲れを見せている生徒もいます。きっとぐっすり夢を見ることでしょう。

 星は見えませんが、高原の七夕の夜が更けていきます。

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