令和7年6月19日 三組移動教室(4)

2日目も、爽やかな朝から始まりました。
6:30起床直後の健康観察も皆順調。7:00に体育館に集まった朝会は、三中が進行担当の係でした。原稿を頭の中に全部入れて、皆さんに目を向けて、堂々と大きな声で役割を果たしていました。
朝食後にすぐ出発。今日の午前中は清泉寮のお向いの山林に分け入る、自然散策体験をしました。
まず、山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンターにて、八ヶ岳の四季についていろいろなことを教えていただきました。今朝からずっとにぎやかに森に鳴き声を響かせているのはエゾハルゼミという親指大のセミであることや、動植物は春夏秋冬でどのような暮らしをしているのかなど、クイズや動画を交えて楽しくお話していただきました。館内の展示物も、触ったり考えたりできるものばかりで、興味深く学ぶことができました。
続いて訪れたのは、山林の中にたたずむ清泉寮やまねミュージアム。世界で唯一のヤマネという森の小動物の生態を研究・紹介している施設です。可愛らしさとともに、背を下にして枝にぶら下がるようにしてこの森を駆けまわっているヤマネの独特の生活を知って、想像を膨らませながら自然を学ぶことができました。
そして最後に体験したのは、レンジャーさんに案内していただいた森の散策です。「初夏の八ヶ岳はいのちの鼓動にあふれている」というテーマのもと、五感で四季を体験することができる散策ツアーでした。桜の葉を口に当てて笛の音を楽しんだり、地面に枝を刺してモグラ塚からつながるトンネルを探したり、鹿のフンを探して割って分析をして食生活を考えたり、泡虫を発見したり、鑑を使って上空を見ながら歩いてみたり…と、数歩歩いては、次から次へと楽しいことが見つかって、あっとという間の一時間でした。みんな、よく歩きました。

