「もこってしてる!」~チューリップの栽培を通して~
12月のお楽しみ会の日に、サンタさんがこども園に球根を届けてくれました。
職員室の先生が2歳児うさぎ組の子どもたちと一緒に「なんだろう?玉ねぎかな?」と話していると、
チューリップをすでに植えて育て始めていた3歳児こあら組の子どもたちが
「チューリップだよ!」「お花が咲くんだよ」と教えてくれました。
夏に「ゴーヤクラブ」としてゴーヤ栽培のお手伝いをしてくれたうさぎ組。
またお世話をお願いすると「いいよ!」と頼もしい返事が返ってきました。
植え方がわからず困っていると、こあら組のお兄さん・お姉さんが「教えてあげる!」と一緒に植えてくれました。
栽培活動がクラスの友達や担任の先生だけでなく、
お兄さん・お姉さんや職員室の先生にも親しみをもって関わるきっかけになりました。
みんなで看板を作り、毎日お世話をしているとある日…
チューリップの芽が出てきました。
「さむーい!」と上着を着て水やりに来たうさぎ組の子が、ポツリと不思議そうにつぶやきました。
あったかい土のお布団をかけてあげたのに、寒い中外に出てきたチューリップが不思議だったのでしょうか。
自分たちが世話をして大きくなったことを誇らしく感じながら、
変化が見えたことでますます意欲的に水やりに取り組んでいます。
水やりをしているうさぎ組のお兄さん・お姉さんを見て、
「自分も!」と1歳児りす組の子どもたちも水やりのお手伝いにやってきました。
チューリップの植木鉢に水をあげた後、
「地面ものどが渇いているかも」と思ったのでしょうか。
植木鉢より園庭は広いので「もっと水が必要」と保育者に自分から要求する姿もありました。
チューリップだけでなく、クラスで植えて育てていたニンジンにも愛着が湧き、
職員室の先生にも大きくなった喜びを伝えていました。
もうすぐこあら組になるうさぎ組の子どもたち。
保育室のお引越しの際にチューリップも幼児クラスの園庭に移し、
花が咲くことを楽しみにしながら、進級の期待を高めていきたいと思います。