令和4年度 園内研究

ページ番号1006516  更新日 令和5年6月22日

印刷大きな文字で印刷

令和4年度 園内研究

研究主題

心と言葉を豊かにし、のびのびと表現する幼児を育てる

~絵本や物語との出合いを通して~

研究主題設定の理由

 本園の幼児は、教師による読み聞かせを喜び、絵本や物語の世界を楽しんだり、劇ごっこをして自分なりに表現することを楽しんだりする幼児が多い。その一方で、好きな遊びの時間や家庭で絵本にふれる機会には個人差があり、幼児の実態としても、言葉や発音がはっきりしない幼児や自分の思いや考えを言葉にしにくい幼児が増えていると感じる。

 また、本園は2階のつきあたりに絵本の部屋があるため、安全管理上、幼児が自由に行き来することが難しく、環境面での課題も感じている。1階フロアで過ごすことの多い年少・年中児も、保育室以外の場所でももっと絵本に触れられるよう、園全体を使ったダイナミックな環境整備も行っていきたい。

 そこで今年度は、幼児が絵本や物語との出合いを通して、心や言葉を豊かにし、のびのびと表現できるような援助や環境の工夫を探るとともに、幼児が心を動かし、言葉や感情を自分なりに表現しようとする姿を育みたいと考え、本主題を設定した。

園内研1

園内研2

目指す幼児像

  • 絵本や物語に親しんだり、自分から関わったりする幼児。
  • 想像したり、イメージを膨らませたりすることを楽しむ幼児。
  • 思ったことや感じたことを自分なりに表現する幼児。

研究のねらい

  • 幼児が絵本や物語との出合いを通して、心を動かし、言葉や感情を自分なりに表現しようとする姿を育む。
  • 幼児の心や言葉を豊かに育み、のびのびと表現できるような援助の在り方や工夫を探る中で、幼児理解を深め、教師の資質向上を図る。

研究の方法と内容

  • 研究保育・事例検討:講師による指導、環境や援助の工夫、幼児の実態の理解・分析
  • 絵本や物語と出合う機会・場づくり:教師による読み聞かせ、講師によるお話会、園文庫の貸し出し、かんがるー文庫(親子文庫貸し出し)
  • 環境の充実:保育室、絵本の部屋、玄関ホールの環境整備