令和2年12月9日 表現参観(年長組)

ページ番号1006458  更新日 令和4年3月18日

印刷大きな文字で印刷

年長組の表現参観を行いました。
一人一人が様々な方法で表現することを楽しんでほしいと願い、劇遊びや合奏、手話などの経験を重ねてきました。年長組として、学級のみんなで共通の目的に向かって工夫や協力、分担などをしながら取り組むことも同時に経験してきました。

絵本の読み聞かせや貸し出し、観劇会など、お話の世界にふれ、豊かな心を育む中で、「どんなお話で劇遊びをしよう」学級全体で考え合うところからスタートしました。

写真:表現参観(年長組)1
劇遊びを「北風と太陽」に決めた後は、登場するものやお話の展開などに意見を出し合い、オリジナルのストーリーを完成させました。
写真:表現参観(年長組)2
どんな言葉を言おうか、どんなふうに動こうか、先生や友だちと考えたり、自分なりの表現を模索したりしながら1つのものを作り上げていきます。それは、簡単なことではありません。みんなで1つのお話を作っていく楽しさ、難しさを共有しながら作り上げていきました。

写真:表現参観(年長組)3

写真:表現参観(年長組)4
劇に必要な道具や衣装、背景も自分なりのアイディアやイメージを表現して作ります。
写真:表現参観(年長組)5
合奏では、タンバリンやトライアングル、鈴などの慣れ親しんだ楽器に加え、鉄琴や木琴、小太鼓、大太鼓など、様々な楽器にふれてきました。
自分の楽器だけではなく、友だちの音をよく聞いて、先生の指揮をよく見ると、気持ちと音の両方が揃って気持ちがいい、ということも経験の中で学んでいきました。

経験を深めていく中で、お客さんを呼んで見せたい、という思いが芽生え、まずは年少組・年中組の子どもたちに「劇遊び・合奏・手話」を披露することにしました。

写真:表現参観(年長組)6

写真:表現参観(年長組)7
初めてお客さんの前で披露した日。とても緊張していた様子の子どもたちでしたが、お客さんに拍手をたくさんもらって、充実感を味わったようです。
次は、お家の人を招いて見てもらおう!と、ぐんぐん意欲がわきました。
写真:表現参観(年長組)8
表現参観当日の朝。同じ役の友だちと円陣を組み、声を掛け合う姿が見られました。
写真:表現参観(年長組)9
学級全体でも円陣を組み、気合は十分。あとは、これまで経験したことを発揮し、楽しく表現するのみです。

写真:表現参観(年長組)10

写真:表現参観(年長組)11

写真:表現参観(年長組)12
劇も合奏も歌も、一人一人が生き生きと表現を楽しみ、学級のみんなで1つのものを作り上げることができました。
参観してくださったお家の人たちからも、「とても感動しました」「成長が感じられました」と、たくさん嬉しい言葉をかけてもらいました。

参観の最後には、お楽しみ。
子どもたちが演奏した楽器をお家の人にも演奏していただきました。

写真:表現参観(年長組)13

写真:表現参観(年長組)14
自分たちが経験してきたことをお家の人に教えてあげたり、お家の人だけの合奏を見たりする子どもたちの表情は、とても嬉しそうで、温かな空気に包まれました。

表現参観までの経験をとおして、子どもたちの表現する力、豊かな心を育むことができたのではないかと感じています。
コロナ禍においては、安全面という観点から、人との距離をとるよう、子どもたちに知らせ続けている日々ですが、人との心の距離は近くに感じられる子どもたちに育ってほしいと願っています。そのためにも、引き続き、自分の思いや考えを表現する力、創造・想像する力、豊かな心を育む教育活動を展開していきたいと考えます。