令和3年2月12日 表現参観(年中組)
2月9日(火曜日)に年中組の表現参観を行いました。
毎日の園生活の中で、担任に絵本を読み聞かせてもらったり、毎週末には絵本を借りてお家の人に読んでもらったり、好きな遊びの中で気になる絵本を手にとって開いたり…。
絵本やお話の世界が大好きな子どもたち。
これまでも、読み聞かせた絵本を題材に、劇遊びを楽しんできました。
友だちのことが大好きな年中組の子どもたちには、「友だち」が出てくる絵本を選び、劇ごっこをとおして、表現することの楽しさや友だちの存在を感じてほしい。
担任のそんな思いから、「ぽんたのじどうはんばいき」という絵本を題材に劇遊びを楽しむことにしました。

何度も劇遊びを重ねていくうちに、「森を作ろうよ!」「自動販売機から出てくる冠を本物みたいに作りたい!」など、子どもたちの中から劇遊びに必要なものを作りたいと意見が出ました。
初めは保育室でやっていた劇遊びですが、少しずつ劇遊びに必要なものが揃い、それらを使って舞台でやってみることにしました。
保育室でやっていた時とは異なり、広い舞台の上、自分たちの場所、動き、声の大きさ、どんな風にしたらもっと楽しくなるか、担任が中心となっていろいろな考えを出し合いました。
劇の主役「自動販売機」ももっと大きくてかっこいいものにしよう!
本物の自動販売機みたいに、葉っぱ(お金)を入れるところと、出てくるところを作ろう!
子どもたちは、張り切って作りました。みんなで作った自動販売機は、年中組のお気に入り、劇でもその存在感を発揮しています。
先生や友だちと一緒に劇遊びを深めていくと、自然と「お客さんに見せたい!」という声が上がりました。そこで、年少組、年長組を招いて披露することにしました。

花の木幼稚園 年中組版「ぽんたのじどうはんばいき」では、劇中にオリジナルの歌がたくさん織り込まれています。また、お話の最後は、「全員がお友だちになったら素敵」という子どもたちの考えを取り入れたオリジナルピリオド。
このお話が大好きになって、表現する楽しさが日ごとに増して、いよいよお家の方たちに披露する日を迎えました。

一人一人が生き生きと、そして堂々と自分なりの表現を楽しむことができました。
劇遊びの他にも、事前収録した歌を映像で上映したり(感染対策のため)、様々な楽器に親しみ楽しんできた楽器遊びも披露しました。
お家の人からもたくさんの拍手をもらい、とても嬉しそうで誇らしげな子どもたちでした。
表現参観の最後には、親子でふれあい遊び。
頑張った充実感と解放感に満ち溢れた子どもたちと、子どもたちの頑張りや成長した姿を受け止めてくださった保護者の皆さんとで、和やかなひと時を過ごすことができました。
劇遊び、歌、楽器遊び。
様々な活動をとおして、子どもたちが表現する喜び、楽しさを味わえるよう経験を重ねてきました。これからも、のびのびと自分を発揮して過ごせるよう、一人一人の表現を大切に受け止めていきたいと思います。