令和3年5月21日 どうすれば解決できる?(年長組)
幼稚園のリーダーとして、毎日係活動を頑張っている年長組。
係の仕事の1つに、全園児の出欠を調べる「お休み調べ」があります。
各学級を順番に回り、担任の先生に欠席者の人数を聞き、用紙に書き入れます。


3~4人という少人数グループで、自分たちのするべきことを理解し、役割を分担します。
さあ、保育室に戻って担任の先生に、係活動が終わったことを報告しよう!
使った鉛筆や用紙は、誰が持って帰る?
「私、持ちたい」「僕も持ちたい」
「この間、〇〇くんやったから今日は私の番だよ」「違うよ、僕はこの間やってないよ、だから今日は僕だよ」
それぞれの思いは平行線。すると、他の友だちが「2人で持ったらいいんじゃない?」「じゃんけんで決めたら?」と解決するアイディアを出してくれました。
「2人で持ったら、階段を上る時に危ないから1人がいいよ」
「じゃんけんはやりたくない」
互いの思いや考えを出し合いながら、解決策を探ります。
すると、「じゃあ、今日は僕我慢するよ。〇〇ちゃん、いいよ」「ありがとう」「じゃあ、次の時は〇〇くんが持つことにしよう」
自分の気持ちに折り合いをつけたり、素直に「ありがとう」が言えたり、どうすればいいか知恵を持ち寄り考えたり…。
園生活のごく一場面でも、子どもたちはたくさんのことを経験し、学んでいます。
私たち大人は、こういった子どもの「学びの芽」を大切に育てていきたいと思うのです。